安曇野の在宅ワーカーに“つながり”を。仲間と動く力を育てるリーダー育成セミナーとは？

地域で活躍する在宅ワーカー・リモートワーカーが増えて欲しい──。

これは、安曇野市リモートワーカー育成支援事業の大切な想いのひとつです。

これまでの在宅ワークは、ひとりで黙々と働く形式が中心でしたが、最近では仲間と協力して仕事を進める場面も増えてきました。
リモートワークが広がるいま、人とのつながりやチームで動く力があることで、働きやすさが大きく広がります。

この記事では、安曇野市が開催した「リーダー育成セミナー」の内容や、最終課題である“イベント企画”をご紹介します。

リーダー育成セミナーとは？

​​リーダー育成セミナーは、在宅ワーカーやリモートワーカーがチームで働くために必要なコミュニケーション力・チームをまとめる進行力を育てる講座です。
参加者は10名ほどの少人数。全5回のうち、初回と最終回はテレワークセンターで対面、中間3回はオンラインで行われました。

対面とオンラインを組み合わせることで、「顔を合わせる安心感」と「リモートで働くための実践的な学び」の両方を体験できる構成に。
第1回では、受講生同士でトランプタワーに挑戦し、ほとんどの方が初対面とは思えないほど和やかな雰囲気も生まれました。

対面×オンラインで学ぶ全５回のプログラム内容

最終課題は“リアルなイベント企画”｜3チームが取り組む実践プログラム

最終課題では、受講生が、3つのチームに分かれ、実際にテレワークセンターで開催するイベントの企画・運営に挑戦しています。
学んだタスク管理や役割分担のコツを活かしながら、アイデアを形にしていくプロセスは、まさに実践の学びそのもの。
セミナー後も残って企画会議をする姿も見られ、笑顔と真剣さが交差する時間にスタッフの私もワクワクしました。

各チームのプレゼンの様子

企画されたイベントはこちらの3つです。

どのイベントにも、受講生の“やってみたい”と“誰かの力になりたい”が、たっぷり詰まっています。

在宅ワークで役立つ“仲間と動く力”とは？今回の学びはどんな場面で活かせる？

在宅ワークでは、誤解や抜け漏れが起きることもあり、コミュニケーションに悩む人も少なくありません。
本セミナーでは、在宅ワークならではの課題を解決する伝え方のコツや、タスク管理・チームビルディングの方法など、日々の仕事のなかで、そのまま使えるスキルを多く学びました。

また、同じ地域の仲間と出会うことで、困ったときに思い出せる“顔”が増えるのも大きな魅力。
孤独を感じやすい在宅ワークの不安もやわらぎ、「わかるよ」「大丈夫だよ」と寄り添い合える存在ができるのも心強いポイントです。

受講生の声から見えたセミナーの魅力

受講生からは、「対面の講座もあってよかった」「学んだことがそのまま仕事に使えそう」「タスク管理や伝え方のコツを活かしていきたい」といった声が寄せられました。

そして何より、地域で働く仲間とつながれたことを喜ぶ声がたくさんあり、あたたかく前向きな感想が印象的でした。

チームで進める仕事のポイントも、講座を通して、“難しそう” が “できるかも”に変わったのではないでしょうか？
“リーダー＝特別な人”という固定観念がほぐれ、自然体のまま役割に挑戦できる自信に繋がっていると嬉しいです。

この学びを通して、 “人と人、人と仕事をつなぐ力” をさらに育てていけるといいですね。

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