リモートワーク時代に、直接対面から伝わる「人」の魅力
―リモートワーカーと企業とのビジネスマッチング商談会を開催
近年、在宅ワークやリモートワークを導入する企業が増えています。
フリーランスへの業務委託も一般的になり、オンラインで人材を探すことが容易になりました。
子育て中の方や、介護・持病などで、決まった通勤が難しい方にとっても、場所にとらわれない働き方は可能性を広げています。
一方で、求人情報や文字情報だけでは伝わりきらない"人の雰囲気や想い"があります。
そうした魅力に触れられる場として、企業と在宅ワーカーが直接対話できる商談会が開催されました。

12月2日、会場は安曇野市役所。
10時から15時まで昼休憩を挟んで実施され、県内外、7社の企業が参加しました。
参加企業(順不同)
RoiS株式会社(安曇野市)
株式会社ストラテジー・オフィス(安曇野市)
株式会社toritoke(松本市)
株式会社エベヤワークス(神奈川県)
縁エンタープライズ(埼玉県・オンライン)
アイスカプロジェクト(長崎県・オンライン)
株式会社キャリア・マム(東京都)
企業、ワーカー共に午前または午後のみ、短時間の参加も可能な柔軟なスタイルです。
求める人材、なりたい自分―直接対話から見えてくるもの
今回の商談会には、経験者から、これから一歩を踏み出す本事業の受講生まで、幅広いワーカーが参加。
企業とワーカーが落ち着いて向き合える規模で実施されました。
企業にとってはワーカーひとりひとりの印象が残りやすく、ワーカーにとっては企業とじっくり腰を据えて話す時間が生まれました。
文字情報や成果物だけではわからないワーカーの人柄や想い。
どんな企業があり、どんな仕事があるのか、会社の雰囲気。
直接話せるからこそ、感じられるものが多かったのではないでしょうか。
会場に生まれた温かな対話
イベントは企業による会社紹介からスタート。

会社概要、今どんな発注があるか、求める人材を簡単にご説明いただきました。
その後、ワーカーが各ブースを訪問して話を聞くスタイルで進行しました。
各ブースでは1対1でじっくり向き合う時間に。
ワーカーは名刺交換から始まり、自己紹介書やパソコン画面などで実績を紹介する姿が見られ、それぞれが工夫を凝らして自分をアピールしていました。


※写真は当日の様子の一部を掲載しています。
企業の方とワーカーは、お互いの話に頷きながら、相手を知ろうと対話が続いていました。
会場は終始穏やかな雰囲気で、時折笑い声が起こったり、意外なつながりに驚きの声が上がったりする場面も。どのブースにも、多くの時間、人の出入りが続いていました。
参加者アンケートから読み取れるイベントの雰囲気
企業の声
「とても皆さん意欲的でどんなことでもチャレンジしたいと思われている方が多かったです。一歩踏み込んで、お話をお伺いすることができました。」
「ご本人が希望される職種は当然に理解できますが、その背景を知ることができたことは、有意義でした。」
「地理的に普段では出会えない方々とのコミュニケーションが取れたことは、非常に意義あることで、自分にはない感性をお持ちの方もおられ、一緒に仕事をしてみたいと思えた方との出会いは収穫でした。」
ワーカーの声
「さまざまな企業と話すことができ、視野が広がりました。初参加でも安心して商談ができました。」
「新しい発見ができたり、これからの仕事のアドバイスをいただき、とても貴重な時間になりました。」
「企業の方と話して、実際に今必要とされている業務の具体例が分かり、今後その勉強もしてみようかなと挑戦する選択肢が増えました。」
企業もワーカーも、対話を通して思わぬ発見や前向きな気づきを得ていたことが印象的でした。
ここから、始まりへ
今年の商談会は終わりですが、この日の対話が、それぞれの新しい仕事や学びのスタートにつながるかもしれません。
企業とワーカーがお互いを知るきっかけになり、少しずつでも、安曇野から働く輪が広がっていくことを期待しています。
ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。
レポート担当:seki


