AZUMINO Worker’s File #01

フリーランスデザイナー 望月 香菜子さん

令和6年度Webクリエーターコースの受講者で、先日、安曇野市商工会のチラシ製作を受注した、リモートワーカー・望月香菜子さんにお話を伺いました。

Q.経歴を教えてください。

安曇野市在住で、家族は夫と高校生と中学生の子ども2人、犬が1匹です。

会社員としてフルタイムで働いていましたが、コロナ渦に仕事が減り、収入が減ってしまったことを機に副業を考えました。
Webでの仕事に興味を持ち、デザインスクールで学びました。

スクール在学中に開業届を出し、フリーランスになってからはちょうど1年になります。

現在はSNS運用サポート、SNSクリエイティブ制作、資料作成、事務サポートをしていて、県内外のクライアントとお仕事をしています。

望月さんのお仕事紹介(インスタデザイン、図解等資料制作、AI活用、Notion構築)
望月さんのお仕事紹介:Instagramデザイン・資料作成のほか、AI活用・Notion構築なども取り組まれています。

Q.安曇野市主催のWebクリエーターコースを受講されたきっかけは何ですか。

スクールでは学んだものの、「まだまだだ」と感じる部分がありました。
グラフィック寄りのデザインを学んでいたので、ホームページなどが作れるようにならなきゃだめかなと思い受講しました。

Q.今回受けられた商工会との仕事の流れを教えてください。

アポイント→打ち合わせ→見積もり→すり合わせ→初稿提出が大まかな制の流れです。

最初の打ち合わせの前には、事前に質問することをまとめて、商工会のホームページ・出版物・SNSを事前にリサーチして、どんなイメージかを把握しました。

それを踏まえ、デザインのたたき台を用意して何回かすり合わせをしました。ライティングも担当させていただきました。 見積もりはあらかじめ金額をご提示いただいていたのでスムーズに決まりました。契約書は自分で生成AIなどを活用しながら作成しました。

Q.今回使用したツールは何ですか。

Canvaで作りました。

必要な素材は、Adobe Illsutratorで、自分で作って、Canvaにアップロードして、チラシの内容を誰でも編集可能な形で納品しました。
本格的な制作にはAdobe Illustratorも使用できますが、クライアント様が後に修正や再利用しやすいように、今回は利便性を重視してCanvaで仕上げました。

安曇野市商工会様チラシ表面
安曇野市商工会様チラシ-1(制作:望月香菜子さん)
安曇野市商工会様チラシ裏面
安曇野市商工会様チラシ-2(制作:望月香菜子さん)

Q.大変だったことは?

お互いのイメージをすり合わせるのが大変でした。事前に準備はしていましたが、もっとヒアリングが必要だったと思います。

クライアント様の「一方的な情報発信にならないようにしたい」というご要望に沿い、サイズ・色味・配布ターゲットを踏まえてデザインの方向性を調整しました。期間の延長にもご協力いただき、無事に納品することができました。

Q.良かったことは何ですか。

初めて商工会からのご依頼をきちっと納品まで完了できたことはよい経験になりました。

Q.昨年のセミナー受講で、今回、役に立ったことはありますか。

今回の仕事は、セミナーで学んだスキルとは異なりますが、教えていただいたクライアントとのやりとりや、フリーランスとしてのルールが役に立ちました。

Q.今後やりたいことはなんですか。

今、マーケティングを学び直しています。トータルで企業をサポートしたいと考えています。

Q.リモートワーカーを目指す方、企業の方へメッセージをお願いします。

すごく求められている働き方なのかなと思っています。

在宅ワークは、特に女性にとっては最高の働き方だと思います。
でも、実際のところは、まだこうやって働いている人も身の回りには少ないし、知っていてもどうやって仕事をしたらいいのかわからないというのが現状だと思います。
ぜひ、この働き方を知り、活用して欲しいと思います。

望月さんのSNS

望月さん インタビューありがとうございました!

編集後記

望月さんは、フリーランス経験をお持ちだったとのことで、クライアントとのやり取りや契約書など、スムーズに進めていたのだなあと感じました。そんな望月さんでもやはり、イメージのすり合わせに苦戦し、もっとこうすればよかったと思われているところに責任感も感じました。

そして、自分の武器をコツコツ増やして、仕事の幅を増やしている姿がとてもステキでした。現在もスキルアップを目指している姿に私も頑張ろうと思えました。

安曇野市にステキなリモートワーカー、リモートワーカーを目指す方がたくさんいるので、今回のように企業と一緒にお仕事できる機会がもっと増えるように、サポートしていきたいと改めて感じました。

お話ありがとうございました。

【インタビュアー・記事作成:マツシタユキ】